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犬や猫の誤飲誤食について〜危険な物や、飲み込んでしまった時の対処法とは!?〜

誤飲誤食とは、犬や猫が本来食べるべきではないものを、誤って飲み込んだり食べたりしてしまうことを指し、よくあるトラブルです。犬や猫にとって毒性の強い人間の食べ物や、鋭利な物、大きい物などを誤って飲み込んだ際、腸閉塞や胃穿孔などの原因になるものもあり、注意が必要です。

 

今回は、犬や猫の誤飲誤食について、毒性の強い食べ物、危険な異物、症状と対処法、動物病院での処置について詳しく解説します。

 

犬や猫にとって毒性の強い食材


人間の食べ物の中で、犬や猫に毒性の強い食べ物は以下の通りです。

 

ネギ類(タマネギ、長ネギ、ニラ、ニンニクなど)
チョコレート
ぶどう(レーズンなど)
アボカド
キシリトール
アルコール
魚介類(生のイカ、タコ、エビ、カニ、貝類など) など

 

特にネギ類は重度の貧血を引き起こし、命に関わるタマネギ中毒の原因になります。固形物だけでなく、スープやドレッシングなども危険で、少量でも中毒を引き起こすことがあるため絶対に与えないでください。

 

犬や猫にとって危険な異物


食べ物以外で、注意が必要な物は以下の通りです。

 

尖ったもの(骨、竹串、針など)
紐状のもの
おもちゃや小物(ボール、電池、アクセサリー、ボタン、糸、ヘアゴムなど)
ビニール
タバコ
洗剤や薬品 など

 

尖ったものは消化管を傷つけ、心臓など周辺の臓器を刺すリスクがあります。また、大腸を破ってしまうと、腸内細菌が腹腔内に出て敗血症を引き起こす危険があります。

 

また、紐状のものは腸を引っ張り、破れることがあるので、肛門から紐が出ていても絶対に引っ張らないでください。

 

犬や猫にとって毒性の強い植物


身近な植物の中で、犬や猫に毒性があるものは以下の通りです。

 

ユリ科の植物(ユリ、チューリップ、ヒヤシンスなど)
スイセン
ポインセチア
モンステラ
アイビー
クリスマスローズ など

 

特にユリ科の植物は猫に非常に強い毒性を持ち、花瓶の水を飲んだだけでも命に関わることがあるので、猫と暮らす場合はユリ科の植物を飾らないようにしましょう。また、観葉植物を置く際も毒性の有無を確認しましょう。

 

誤飲誤食をした場合の症状


誤飲誤食したものは、犬や猫の体格や消化能力、誤飲した量や種類によって、様々な症状を引き起こします。代表的な症状としては、以下のものがあります。

 

嘔吐・下痢
食欲不振
元気消失
腹痛
よだれ过多
便秘
血便
血尿
呼吸困難
ぐったりしている  など

 

誤飲誤食をした場合の対処法


大切なペットが誤飲誤食をした場合、飼い主様は焦らず落ち着いて状況を把握し、適切な行動を取ることが重要です。慌てて間違った対処をしてしまうと、愛犬や愛猫の命を危険にさらしてしまう可能性もあります。

 

1.状況を確認し、動物病院に連絡する

まず、愛犬や愛猫が何を、どれくらい誤飲誤食したのかを把握しましょう。可能であれば、誤飲誤食したものを写真に撮っておくと、獣医師の診察に役立ちます。

 

次に、動物病院に速やかに連絡を取り、状況を伝えましょう。以下の情報をできるだけ詳しく伝えることが大切です。

 

・誤飲誤食した物 (種類、量など)
・ペットの健康状態 (嘔吐、下痢、元気食欲など)
・誤飲誤食した時間

 

2.絶対に自己判断で催吐処置を行わない

インターネットなどでは、誤飲誤食をした犬や猫に吐き気を催して異物を吐き出させる「催吐処置」を推奨している場合があります。しかし、催吐処置は獣医師の指示がない限り絶対に行ってはいけません

 

なぜなら、以下のような危険性があるからです。

 

・尖った異物などを誤飲した場合、吐き出す際に食道や胃を傷つけてしまう可能性がある
・誤飲した物が腐敗して胃の中でガスが発生し、胃破裂のリスクが高まる
・誤飲した物が気道に詰まって窒息のリスクが高まる

 

犬や猫が誤飲誤食をしてしまったときには、速やかに動物病院で診てもらうようにしてください。

 

動物病院で行う処置


異物を飲んだ場合、まずは身体検査を行い、レントゲンや超音波検査で異物の存在を確認します。

 

食べたものが胃にあり、吐いて出せそうな場合は、催吐処置で異物を取り出しますが、それでも出ない場合は内視鏡を使って異物を回収します。

 

しかし、異物が腸にまで入り込んでしまった場合は、開腹手術が必要です。また、毒性のある食べ物や植物を飲んだ場合、輸液療法や胃洗浄などが必要なケースもあります。

 

まとめ


今回は犬や猫の誤飲誤食について紹介しました。誤飲誤食は防げる事故なので、食べてはいけないものは犬や猫の手の届かないところに置くなどして、予防することが大切です。また、何かを食べてしまった場合や食べた可能性がある場合は、様子を見ようと時間をおかずすぐに動物病院を受診するようにしましょう。毒性のないものでも腸閉塞を引き起こすことがありますので、早めの対応が重要です。

 

最後になりますが、

 

私たちが目指すのは、ただの「治療」ではありません。

 

あなたの大切な家族の一員である子供たち(愛犬、愛猫)が、健康で笑顔溢れる毎日を送るための「ケア」です。
人間医療の高い精度と専門性を動物医療に取り入れ、子供たち(愛犬、愛猫)にとって最良のケアを提供することをお約束します。
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